雨の日の恋の事情
あれは雨が強く降り続ける夜だった。
「隊長?何にしてるんですか?風邪引きますよ?
と後ろから副隊長の吉良イヅルに話しかけられ僕はハッと我にかえった。
いつまにか血に汚れた羽織りは綺麗になっていた。
「あぁ…イヅルか…すまん、すまん、今いくわ…」
僕はあいまいな笑顔を浮かべその場を立ち去った。
部屋に戻り雨で濡れた服を着替え山積みの書類に取りかかった。
…そして時間が流れていった…
「だいたい片づいたので私はこれで失礼します」
吉良は席を立った。
「あぁ…お疲れさん。あっ、そうや…あとで部屋にくるように言うといてや?」
吉良は少し驚いた表情を見せるがすぐもとの表情に戻り
「わかりました。伝えおきます。では失礼します」
一礼して部屋を後にした。
夜になり僕は仕事が一段落し休憩しているとノックする音と共に
「です。」
との声が聞こえドアを開けた。
「失礼します。」
…その時の僕はすごく怖い顔をしとったと思う…
「…自分…任務のあと六番隊隊長はんと楽しそうに話とったやろ?」
その言葉を聞いたとたん顔の表情が暗くなった。
「えっ?それは…」
「ええから正直に言うてみ?」
僕はすごい笑顔で見つめていた。
でもは黙り込みうつむいていた。
「…正直に言わへんのやったら体に聞くわ…」
と言い布団の上にを押し倒した。
そして僕はの服を剥ぎ取り それでもは真実を言わなかった。
『…僕は何をやっとるんや…こんなことしたら完全に嫌われてしまうのに…』
僕はやっとを解放した。
そして「…すまん…」と一言謝った。
は笑顔で許してくれた。
「何で許してくれるんや?僕はめっさ酷いことしてしもうたのに…」
僕は驚きを隠せなかった。
「…だってどんなに酷くされても隊長が好きだから…」
と顔を真っ赤にし小声でつぶやきうつむいた。
「なあ…もうええかげんに教えてくれへん?」
は少し考え込み
「あれは…任務の帰りにたまたま朽木隊長に会って少し話さないか?って言われて…」とゆっくりと語り出した。
私は特にこの後に用事がなく久しぶりに会ったのもあってゆっくり話をすることにした。
色々と楽しい話をしていたら
「市丸と付き合いだしたみたいだがは今幸せか?」
と不意に聞かれ飲んでいたお茶を吹き出してしまった。
「ゴホッゴホッ…いきなりですね…もちろん幸せですよ!でもたまに酷いときもありますけどね。」
と笑顔で話すとそれを聞いた白哉は「そうか…」と言い少し複雑そうな顔をしていた。
すると突然唇を奪われた。
「…私ではだめか?」
「えっ?あの…その…私市丸隊長と付き合ってるんですよ?」
と戸惑っている私は見て
「私はが好きだ… と言われ抱きしめられた。
「…ごめんなさい…私も朽木隊長のこと好きですけど…でも市丸隊長が好きなんです と自分の正直な気持ちを伝えた。
「…そうか…わかった…唇を奪ってしまってすまなかった。」と頭を下げられた。
「顔を上げて下さい!私は大丈夫ですから。…あの…これからも今まで通りに話したりできますよね?」
白哉は頭を上げ微笑みを浮かべ
「あぁ…当たり前であろう?なぜ今まで通りに話せなくする必要があるのだ?」
と不思議そうな顔をしていた。
「ならいいんです!じゃあ私そろそろ帰りますね」
私は手を振りその場を後にした。
「…っとまあこんな感じです」 その話しを聞いた僕は唖然としてしまった。
『…完全に僕の勘違いやったのか…めっさ恥ずかしいわ…それよりめっさ酷いことしてしもうたやないか…』
「なんで言わなかったんや?言っとったらあんな酷いことせえへんかで?」
と不思議そうな顔をしてを見つめた。
「…だって唇奪われたって言ったら朽木隊長は何も悪くないのに
その答えに驚いた。
「…確かにそうやったかもしれへん…」
と苦笑いを浮かべた。
「もうこの話はやめましょう?私が隊長のことが一番好きだってことは変わらないんですから」
は微笑み僕に抱きついてきた。
「僕ものことめっさ愛しとるよ!」
と僕は抱きしめ返し長く口づけをした。
窓から外を見るとかすかに明るくなってきていた。
「少しでも寝られればいいですよ。寝れない日もありますし」
「そうやな…ほなおやすみ」
と額に口づけ僕は目を閉じた。
ーそして数時間後ー
「隊長!起きて下さい!会議の時間ですよ!」
イヅルが部屋に入ってきた。僕はその声に目を覚ました。
「…なんや…もうそんな時間なんか…」
と体を起こした。
イヅルは隣にが寝ているのを見て
「申し訳ございません!」
と言い足早に部屋を後にしたのだった。
END
感謝感激でございます。
05.4.30 雄斗
僕は任務を終え部屋に向かって歩いていると
と六番隊隊長の朽木白哉が一緒に楽しそうに話しているのを見た。
僕はそこに立ち止まり時間が過ぎるのを忘れその様子を雨に打たれながら見ていた。
それに仕事溜まってるんですからそんなところで突っ立ってないで仕事して下さい」
気が遠くなるほど長い時間何度何度も酷く抱いた。
僕はそれを聞いてを後ろからギュッと抱きしめた。
市丸より大事にすると約束しよう…だから私と付き合ってくれないか?」
…だから付き合うことはできません」
かなり怒って朽木隊長ところにすごい勢いで押しかけそうだったから…」と答えた。
「ほならもう寝よか?ってあんま時間ないかもしれへんけど…」
「おやすみなさい…」
なんとも素晴らしき夢小説!!!
私目にその才能を分けて下さいって感じですよ。
見習わないと・・・・。
堕天 戒様、本当に有り難うございました!!!