「浮竹隊長、検温に参りました。お身体の調子どうですか?」
「だいぶ良くなったみたいだ。明後日には退院出来るしな。四番隊にはずいぶん迷惑かけた…。」
「迷惑だなんてとんでもないです。回復されて何よりですね。…もうすぐ消灯ですけど、検温終わったら電気消しても宜しいですか?」
「ああ。頼むよ」
訪 問 者数週間前から四番隊の隊舎に入院している浮竹。
それというのも、数週間前の現世での任務が主な原因となっている。
体調が万全でないにもかかわらず、現世に赴いたのだ。予想外にも大量の虚が発生してしまい、その疲れと体調の悪さが重なり
なんとか瀞霊廷に帰ってきた浮竹だったが、その途端発作を起こして倒れてしまった。普段なら体調が悪くなったとしても、しばらく雨乾堂で薬を飲んで安静にしていれば回復する。
しかし今回ばかりはよほど無理をしすぎたのか、四番隊のお世話になってしまう事になった。「仙太郎も清音も心配しているだろうな・・・帰ったらなんか奢ってやるか」
「書類溜まってるんだろうなー・・・・」
浮竹しか居ない暗くなった部屋には、本人の独り言だけが寂しく響く。
早く雨乾堂に戻って梅茶漬けが喰いたい。
久々に京楽と酒も飲みたいしな。
どうしても退院してからの事を考えちまう。
ただ普段の生活に戻るだけなのに、しばらく違う場所に居るだけでそれが新鮮に思える。
苦しい時は辛さだけがあって体を治す事だけに夢中だが、回復してくると正直暇だ。
もうどうせ退院するだけなのに卯ノ花のヤツは外に出させてくれないし・・・。
そしてなにより・・・・・
に会いたい。
四番隊に来てからというもの、ろくに人と会っていない。
会うといったらさっきみたいに検温に来てくれる四番隊の看護婦と卯ノ花くらいだ。
確かに日中は見舞いに来てくれるヤツもいるが
人と会うと疲れて悪化するからといって長い時間話してもいられない。
にも自分の隊があるのだから忙しいのは分かっている・・・・・。
けれど・・・・
やっぱり愛しい人物の姿は毎日でも見ていたい。
本当なら今すぐにでも抱きしめたいくらいなのに・・・・・。
「くそっ・・・・女々しいぞ・・・俺。治ったらいくらでも会えるのに・・・」
浮竹は小さくそう呟くと、長い前髪を掻き上げた。
コンコン・・・・
「ん・・・?誰だ?こんな時間に・・・・」
ベッドに仰向けになって寝ていた浮竹だったが、突然ドアをノックされ体を起こした。
時刻は夜中の2時を回ろうとしている。静かに扉を開け、素早く部屋の中に入ってくる人物。
暗さのせいもあって、その人物の顔をはっきりと認識することは出来ないが
四番隊の看護婦特有である白い服を着ている。「四番隊の子か?こんな時間にどうしたんだ?検温ならとっくに・・・・・・・」
「しっ・・・・・!!!」
「!!!?」
言葉を喋り終わる前に素早く口を塞がれた浮竹。
あまりの早さに一瞬何が起ったのか分からなかった浮竹だったが
そのおかげでようやく自分の口を塞いでいる人物の顔を見ることが出来た。「・・・っぷは!・・・・・っ!?」
「しーっ!!あんまり大きな声出さないで。ただでさえ十四郎は声が大きいんだから」
「あ・・・・すまん」
未だに状況を把握しきれていない様子の浮竹。
しかしその嬉しい訪問者に口元が少し緩んでいる。「・・・急にどうしたんだ?しかもこんな時間に・・・」
「昼間は時間がないのよ・・・・起こしちゃってゴメン」
「いや・・・それは別に良いんだが」
というか眠ってなかったしな・・・。
この状況はが俺に会いに来てくれた、って事なんだよな。
それは凄く嬉しいんだが・・・・・
「なぁ・・・一つ聞いてもいいか?」
「なに?」
浮竹のベッドの上でちょこん、と座っている。
浮竹はその姿をまじまじと見つめている。「・・・・・・・なんでコスプレしてるんだ?そんな趣味あったか?」
死覇装でもなく、着物でもなく・・・。
どこから仕入れてきたのか、は四番隊の看護婦しか着ることの出来ないナース服を着ている。「コスプレって言わないでよ・・・」
「いや・・・どう見てもそうとしか・・・・いや似合ってるとは思うが」
そう。四番隊のナース服と言えば、
もちろんミニスカ。
「だって・・・昼間は会えないって言ったら夜しかないでしょ?でもこんな時間にウロウロしてたら怪しまれると思って・・・・その・・・・」
「それで四番隊の子にコスプレしたってわけか?」
「だからコスプレ言うな・・・。変装するためにお借りしたというか・・・・・・・それくらい会いたかったから・・・」
最後の方は恥ずかしいのかだんだんと声が小さくなっていく。
しかしその言葉は静かな部屋で、しかも近くにいる浮竹にはしっかりと聞こえていた。「・・・・・。俺も、会いたかった。心配かけてすまない・・・」
「十四郎・・・・・・・・」
そう言って浮竹はゆっくりとに口付けした。
の腰に手を回し自分の方に引き寄せる浮竹。
久々の恋人の唇を味わっているのか、口付けは深くなるばかりでなかなか離そうとはしない。「ん・・・・・ふぁ・・・」
浮竹はスカートの中に手を入れ、下着越しにの秘部をなぞる。
「っ!!・・・今は駄目・・・退院してからっ・・・・」
その手の動きで浮竹がこれから何をしようとしているのか悟った。
「こんな時間に、しかもこんな格好で来るが悪い」
「いや、別にそういう意味で着てるんじゃないし!・・・それにこれ、人の服だから・・・・っ!!」
「ナース姿見せられて我慢なんか出来るかっ」
そう言って再びの唇を塞ぐ浮竹。
そしてその言葉などおかまいなしといった様子で浮竹は手を進めていく。「っふ・・・・・・」
浮竹は下着越しになぞっていた指を、今度は下着の隙間から入れていく。
そしてもう片方の手での服を胸が出る位置まで下げ、
ようやく離した唇で露わになった胸の突起を舐め上げる。同時に与えられる刺激に思わず声が漏れる。
暗く静かな部屋にはクチュクチュと厭らしい音との声が響いている。
「久々だからか?いつもより濡れてる・・・・」
「っ・・・・・十四郎だって、さっきからあたってる・・・」
「仕方ないだろう・・・・・・」
は浮竹を跨ぐようにして座っている。
その体勢からか先ほどから反応している浮竹自身が足にあたっているのだ。「すまない・・・じっくりを味わいたいが・・・・もう限界だ」
「え・・・・・・?っきゃあ!!」
久々の恋人の感触。
数週間ぶりの行為。
いつもと違う服装。
その状況もあってか浮竹自身もそうとう限界にきていた。
ある程度を愛撫し慣らすと、浮竹は一気に自身を挿入した。
「あ・・・あぁん・・・・・・っや・・・・・」
「ふ・・・・凄いな・・・・・・・いつもより締め付けられるぞ」
久々という事もあり、敏感になっているの体。
そして下から浮竹に突き上げられる強い感触にすでに頭の中は真っ白になっていた。「十四郎・・・・・あ、なん・・・か・・・すごい」
「かなり溜まってたからな・・・・まさか、今日とこんな事出来るとは・・・・くっ・・・」
自身が締め付けられる感覚に、浮竹からも小さく声が出る。
いつの間にか激しくなっている行為に、二人が乗っているベッドがギシギシと音を立てていた。「・・・・・っ、も・・・・だめ・・・・」
「俺も、そろそろ限界だ・・・・・・・・・」
「ん・・・あ・・・じゅう・・・しろぉ・・・っ!!」
「っく・・・・っ・・・・・・・」
+ + +
「服・・・・洗って返さなきゃなぁ」
情事の後、浮竹に抱きしめられその身をあずけている。
もうすぐ日が昇る時間であり、戻らなければならないのだが
その居心地の良さになかなか動く気にならない。
抱きしめている浮竹も腕の力を緩めようとはしない。「汚れちまったな」
「・・・・・誰のせいだと思ってるのよ」
「・・・・・・俺だけのせいじゃないだろう。元々は着てきたのせいだ」
「そうですね・・・・」
「はぁ・・・・・もう帰らなきゃ」
「退院したら、ゆっくり続きしような。たまにはコスプレも良いかもしれん」
昨夜のの珍しい格好が気に入ったのか、
浮竹は『また見たい』というふうな笑顔を浮かべている。「んなっ////・・・・そのためには早く治してね!」
「ああ。頑張るさ」
++翌朝++
「あれ・・・?なんか服が1着足りない・・・」
「え?持って帰って忘れてるんじゃないの?」
「うーん・・・・変なの・・・・」
END
久々の裏ー。
てか長い。飽きるってな。そのくせヌルイ。
少し前に思いついたネタです。
ようやく書けて良かった。
まぁ…ありがちなネタですけどね;;
お目汚し失礼しました。05.10.10 雄斗