「なあ浮竹!お前、なんでそんな白い頭してるんだ?」「あぁ、これか?生まれつきなんだ。変ってるだろ〜」
昔も
髪の毛の事を人に聞かれるのも、もう慣れた。
最初の頃はどう対応すれば良いか戸惑ったけど、『病気のせい』と言って同情されるのは嫌だった。
いちいち説明するのは面倒だったし
『生まれつき』
その言葉を言えばそれ以上のことを深く聞かれることもなかった。
それに、他人に自分の事を知られすぎるのも嫌だったから・・・。
けれど、初めて『この人の事をもっと知りたい』・・・と思える人ができた。
それと同時に、初めて『自分の事を知ってほしい』とも思った。
彼女に本当の事を話したら同情されてしまうだろうか・・・
気味悪がられてしまうだろうか・・・
そんな臆病な気持ちが心の中で渦になっていた。
けれど同情されたって、嫌われたって・・・に俺の本当の事を知っていてほしい。
どう思われようが・・・・彼女を他のみんなと同じように騙し続けている事の方がずっと嫌だと思った。
放課後、いつものように浮竹とは二人で誰もいない教室に残り
試験の勉強や他愛もない会話をしていた。「、聞いてほしい事があるんだ・・・」
「ん、なぁに?真面目な顔しちゃって・・・」
「俺の、髪のことなんだ」
二人の会話が途切れ教室内が静かになったとき、
浮竹はようやく話したかった事を切り出した。「・・・・生まれつきなんじゃなかったの?」
は眉をひそめ、不思議そうな顔をしている。
「この髪は生まれつきなんかじゃない。小さい頃に初めて発病したとき・・・三日でこんな色に変ったんだ」
今まで楽しい会話で良い雰囲気に包まれていた二人だったが
その和やかさはどこにいったのかと思うほど、重たい空気が二人を支配している。「・・・・・・・・どうして今更それを?」
「には・・・にだけは本当のことを知っていてほしかったんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・そう・・・」
一瞬目を閉じて俯いていただったが、ふと顔をあげて浮竹を見つめだした。
その目は潤んでいて、頬には涙の流れた跡があった。「え・・・・・・・・?」
な・・・泣いてる!?
俺・・・何かの嫌がることを言ったのだろうか・・・・。
それともやっぱり・・・・・・・
「本当のことを話してくれてありがとう・・・・・・」
「へ・・・?」
突然が涙を流し始めたことに驚いていた浮竹。
可哀想だとか思われてしまったのか・・・と考えていたが、
しかし予想外のの言葉に思わず間の抜けた返事をしてしまった。「それから、今まで・・・気付かなくてごめんね」
「え、あ・・いや・・・言おうとしていなかったのは俺だから。が謝る必要なんてない・・・その・・・・秘密にしててごめん」
そう言うと浮竹はを自分の方へと引き寄せ、優しく抱きしめた。
「でも私・・・十四郎の髪、好きだよ。だって・・その髪も十四郎だって事にかわりないもん!」
はポロポロと流していた涙を拭い、そう言って浮竹に優しい笑顔を向けた。
「・・・・・・・ありがとう・・・」
・・・この髪を嫌うことで、自分の病気に背を向けていた。
認めてしまえば、自分は弱い存在なのだと思ってしまいそうで・・・。
でもそれはただ、受け入れられない事実から逃げていただけなんだ。
そして俺は、そんな真実から目を背けている自分が嫌だった。
けれど・・・君のその言葉で、笑顔で、心が救われた。
疎ましいと思っていたこの髪・・・自分のものだと認めたくなかったこの白い髪を
君は好きといってくれた。
この髪も含めて俺自身なのだと受け入れてくれた。
ようやく自分の一部だと認められる理由ができたんだ。
これから先、何十年経っても君は同じ事を言ってくれるだろうか?
変わりなく、暖かい笑顔で俺に微笑みかけてくれるのだろうか・・・?
君が俺に笑いかけてくれるなら、俺はその笑顔を護るために戦い続ける。
俺の弱かった心を救ってくれた君を・・・俺は永遠に護りぬく。
++おまけ(現在)++
:「へぇ・・・あの頃そんな事思っててくれたんだ」
浮竹:「あんまり言わせるなよ・・・恥ずかしい;;」
:「・・・正直言うとね・・入学して初めて十四郎を見たとき、一番最初にその白い髪が印象に残ったの」
浮竹:「変な髪・・・って思ったのか?」
:「ううん。確かに眉毛との違いには驚いたけど・・・でもそこが少し格好いいかなって・・・////」
浮竹:「っ・・・・////〜〜〜〜vvv」
END
ああああああああ;;;
ごめんなさいごめんなさい。
「今も」の最後に浮竹バージョンもアップさせるとか調子の良いこと言いましたが、
書いてみたらぶっちゃけ 書 け な か っ た・・・・・。
もう何が何だか分からない状態で作っちゃいました。 自分でも意味不明です。
浮竹さん誰?って感じですね・・・。台詞がクサイ(´д`;)05.8.13雄斗