彼だけが知っている






彼だけが知っている










「ほんっと、さんって可愛いよなぁ〜」




女子が研修授業のため、別の教室で授業を受けている・・・・・という事で今教室には男共しかいない。
となれば話になるのは女子の前で話せば軽蔑されるような内容の話もでてくるわけで・・・

そういった内容が大好きな京楽はもちろん話に加わり楽しんでいる様子。
あまり興味のない浮竹はというと、輪の中に入ってはいるものの話に参加せず本を片手に聞き流している程度だった。
しかしクラスメイトの一人が突然自分の恋人であるの名をだしたことで、浮竹は本から目を離した。

浮竹とが恋仲だという事はほとんどの者が知っていた。
しかし男女問わず人気のあるの話題は「浮竹と付き合っているから」というのは関係なしにでてくる。

浮竹もの話題が出てきても怒る様子もなく、むしろからかわれて照れてる事が多かった。
というのも誰も本気で浮竹との仲を離そうとしてるわけでもないし、ふざけて言っているのだと浮竹も理解していたからだ。




「膝枕してほしいよな!!」

「「はぁ!?」」

「え、男のロマンだろ〜!!!」

「確かに・・・・それは一種の憧れとも言うべきモノだな・・・」

「「どんな憧れだよオイ・・・・;;」」




浮竹も友人達の発言に呆れた様子で苦笑いをしている。




「あぁ・・・俺は彼女の胸元に顔を埋めたいっっ!!」

「「お前アホかっ!!」」




ツッコミを入れたり笑い合ったりと、教室内は和やかな雰囲気でつつまれている。

さすがに今の言葉には表情を硬くした浮竹だったが
ふと急に何か思い付いたかのように腕を組んで黙り込み、何かを考え始めた。




「浮竹、どうかしたのかい?」




その様子に気が付いた京楽が浮竹に訪ねた。









「・・・・・・・・いや、顔を埋められるほど・・・の胸はデカくないぞ」












「「え・・・・・・・・;;」」












今の浮竹の発言に一瞬にして教室内の笑いが止まり、静けさに包まれた。




「浮竹、なに・・・お前達もしかして・・・・もう・・・」


「え・・・・・?・・・あ、いや、違う!!多分。そう!!多分だっ!!!」




ようやく自分が言った言葉の意味を理解したのか、浮竹は必死に弁解しはじめた。

しかし周りの空気は変らず、浮竹を嫉妬の目で睨み付けている者もいれば
ニヤニヤと厭らしい目で眺めている者もいる。




「だってほら、って細いだろ!あんなに細いのに胸だけあるってのも・・・なあ・・・?」

「ほう・・・・さんは細いのか。袴は体型がよく分からないからなぁ・・・」


「う・・・・・;;」




なんとか誤魔化そうと思いつくかぎりの事を言ってみるものの
すべて逆効果となって周りの反感をかっていく。




「あ、そうだ京楽!って細身だよな!?」




隣にいた親友の京楽に助けを求める浮竹。




しかし・・・・・・・・






「さあねぇ。僕はちゃんの裸を見たことはないからね(見たいけど)

   女性の体なんて、それなりの行為をするときじゃないとお目にかかれないんじゃないの〜?」




浮竹の「何とかしてくれ」という心の叫びをかわすように、わざと皆をかりたてる台詞を口にする京楽。




「「それなりの・・・・行為・・・」」

「「となるとやっぱりアレか?」」

「「アレしかないだろうな・・・」」




今の京楽の発言によってさらに重たくなる周りの空気。
端の方では「浮竹コロス・・・」と呟いている者もいる。




「羨ましいねぇ。浮竹vv」




ニッコリと浮竹に微笑みかける京楽。
その後ろでは「浮竹に先を越された・・・」という怒りと悔しさオーラを出した男友達が浮竹に無言の圧力をかけている。




「浮竹ぇ・・・さんを独り占めするだけじゃ飽きたらず・・・・」

「己の欲望のままに彼女を・・・・・っ」

「俺達の憧れを汚しおって・・・・・・・・・・」




とてつもない顔と空気でジリジリと近寄られ、浮竹は自然と壁の方へと後ずさりしていく。
なかにはどこから持ってきたのか、練習用の木刀を構えている者もいた。




「欲望とか汚すとか・・・妙なこと言うなよ!!あれは合意の上で・・・・・っあ・・・;;」




追いつめられてつい本当のことを口に出してしまった浮竹。
マズイっ!と思い慌てて言葉を止めたが、周りにはしっかりとその台詞は届いていた。
そのせいでさらに険しいものへと変っていく皆の血相。




「おい京楽!!お前が余計な事言うから・・・っみんなヘンになったじゃないか!!」

「最後に強烈な一言いったのは君だよ?・・・いやぁ、色男は大変だね」




そう言って京楽はその様子を教室の端のほうで楽しそうに見物していた。






「あ、京楽、このっ!!う・・・・裏切り者ぉぉぉ!!!!」




教室には顔の青ざめた浮竹の叫び声が響きわたっていた。




その後、女子が教室に帰ってくるまで質問攻めにあった浮竹。

なんとか沈黙をつらぬいた浮竹だったか、その沈黙がより一層友人達の想像を高めてしまい
帰ってきたを見て顔を赤くする者もいた・・・・。








++おまけ++




京:「んで、結局ちゃんとはどこまでいってるんだい?」

浮:「分かってるなら聞くなよ・・・・////」

京:「あー・・・なんて言いましょか。まだ学生なんだし、避妊だけはちゃんとしなよ?

浮:「・・・・・・その言葉はお前から言われたくない台詞1位だな・・・」

京:「人がせっかく心配してあげてるのにねぇ〜」

浮:「大丈夫だ。を悲しませる事だけは絶対にしない」

京:「お、格好いい事言うじゃないのさ。さすが色男っv」




END









・・・・寝る前に突発的に思いついて、暗闇の中携帯に打ちまくった文章です。
てか色男発言がツボすぎました。
あんまし学生中に・・・ってのは個人的には好かないのですが・・・色々大変そうだし。
でも妄想しちゃったので書きました。
浮竹さんはその辺きちんとしてそうですよね。
乱文失礼いたしました。

05.8.11 雄斗