願うだけじゃだめなんだ。




夢見る事なら誰にだって出来る。




叶えなきゃ、意味がないんだ・・・・。








叶えてみせる








「十四郎〜?どこいったー!?」




「あ・・・またあんな所で寝てる」




がさきほどから必死に探している人物は呑気に木の下で昼寝をしている。
時刻は昼休みが終わり、もうすぐ午後の授業が始まろうとしている時だった。




「・・・・うっわ・・・なんかにやけてるよ。大丈夫か・・・?」




日差しが暖かくて心地よいのか、よほど良い夢を見ているのか・・・・
どちらにしろ浮竹は幸せそうにうっすらと笑いながら眠っている。




「十四郎ってば!!もう授業始まるよ!体調が悪くないなら行くよ」

「ん・・・・・・・か?おはよう」




まだ完全に目が覚めていない様子で、浮竹はボヤーっとしながら目をこすっている。




「はい、おはよう。で、どんな夢見てたの?良い夢だった?」

「ああ。最高の夢だった!なんせ俺の夢が叶ったんだからなっ!!」




突然思い出したかのようにパァーっと明るい顔をする浮竹。
どうやら本人にとっては良い夢を見ていたらしい。




「夢が叶った?なに、夢の中で隊長にでもなってたの?」

「ん〜・・・まぁ、そうなって、その後・・・って感じだな」




幸せそうだったわりに、浮竹はその夢の具体的な内容を話そうとはしない。




「・・・・はぁ?まぁ・・・何だかよく分からないけど、良い夢だったなら良かったじゃない。現実になると良いね」

「ああ。ま、現実になるのはしだいだけどな・・・」


「え?何?」




先に教室に向かって歩き始めていたには届かないくらいの声で浮竹は呟いた。




「ん〜・・・いずれ分かるさ」




「・・・・・・・・・・・?」










・・・・そう。最高の夢をみたんだ。

を俺の嫁さんにする・・・っていう最高の夢を。


でもそれはあくまで夢。

現実にしないと意味がないんだ。


この先、俺は死神になる。

それでいつか・・・いつかきっと、絶対に俺は隊長になってみせる。


そうして、自信をもってを迎えに行くんだ。


俺の夢を、今日の夢を、

いつか必ず叶えてみせる。











END






浮竹夢展示処に投稿した作品です。
投稿夢・・・という事で一応フリー夢にします。
お持ち帰りは、報告して下さると嬉しいですが・・・
ご自由にどうぞ(ほしい人なんて居ないと思いますが)  光の憧憬:雄斗