愛しい 人が傍にいる。
自分のために祝ってくれる。
こんなに幸せで、良いのだろうか。
ずっと
と付き合い始めて、初めての俺の誕生日。
付き合う前も祝ってくれていたが、それは友達としてだったし。しかも京楽と一緒に。
いや、友達として祝ってくれている時も嬉しかったが
俺を驚かせようとして俺に内緒で京楽とコソコソしているのを見るのは少し嫌だった・・・。
でもやっぱり『俺の彼女の』になってからの誕生日だ・・・。
何だか妙に期待しちまう。
もしかして『プレゼントは私v』なんて・・・・・・
「ーーーーー竹?」
そんな事言われたら俺・・・・・/////
「浮竹・・・?」
って・・・・そんな事あり得ないか・・・。
「浮竹!!」
「おわっ!!!?・・・・どうした、京楽・・・・・」
一人で妙な妄想をしていた浮竹。
その間、ずっと隣に座っていた京楽がそんな浮竹に声をかけた。「それは僕の台詞だよ。授業中に一人でニヤニヤして・・・どうしたの?」
「あ、いや・・・少し考え事を」
「ふーん・・・」
「・・・・・・・・ちゃんさぁ・・・」
「っな!?・・・がどうかしたのか?」
明らかに『』という言葉に反応する浮竹。
京楽はやっぱり・・・といた様子で話を続ける。「毎年君の誕生日は僕と相談してプレゼント考えるじゃない?」
「ああ」
「今年は僕のところに来なかったんだよね〜・・・」
京楽の一言に多少嬉しそうにするものの、疑問がる浮竹。
京楽も本当に言いたい事をわざと濁らせている。「ちゃん一人で考えてるって事だよねぇ。
つまり、ちゃんにしか用意できないプレゼントって事だ」授業中にもかかわらず、二人の会話はどんどん発展していく。
「・・・今日はどうするんだい?やっぱりちゃんと過すの?」
「ああ。とりあえず俺の家で晩飯を食う約束はしてる」
「そう・・・・・・・・」
それを聞いて京楽はニヤ、っと口元を歪めている。
「浮竹も大人になるのか〜・・・」
「・・・・・・その・・・何て言うか、期待してないと言ったら嘘になるんだが・・・の事だから、そっちはあんまし・・・・・」
「そうだよね・・・・・・・・ちゃんだしね・・・」
「「はぁ・・・・・」」
今までの会話の盛り上がりが嘘のようにため息をつく二人。
先ほどまで自分も想像していた事だが、
京楽にまで言われるとあり得ないと自覚してしまい、浮竹は肩を落とした。+ + + + +
夜、約束していた通り浮竹は自分の部屋にを招いていた。
「はい。十四郎、誕生日おめでとう」
他愛もない会話をした後、その言葉と共には鞄の中から笑顔で浮竹へのプレゼントを差し出した。
手の上には小さな箱が乗っている。「お、毎年ありがとう。・・・開けて良いか?」
「どうぞ!・・・気に入ってもらえるか自信ないけどね」
の了解を得、浮竹は包み紙を剥がしていく。
「・・・翡翠のお守り?」
小さな箱の中には翠色に輝く翡翠が入っていた。
「そう!翡翠はね、健康に効く力があるの」
ホラ、といっては翡翠の効果の書かれた紙を浮竹に見せた。
「・・・そうか。俺にピッタリだな」
内心、やっぱり健康関係か・・・と思った浮竹。
諦めたとはいえ、心の中には未だやましい期待が残っていた。「・・・やっぱり地味だった?京楽だったらセンスも良いし、もっと良い物あげれたのかも」
そう言いながら伏せ目がちになる。
「そんな事ない!凄く嬉しい・・・」
「本当はもっと他にもあげたい物たくさんあったんだけど・・・」
「あったけど?」
「これから先の誕生日もずっと祝えますように、って気持ちも込めて。だから今年はこれにしたの」
「・・・・・・」
のその言葉に、この小さな翡翠から想いが伝わってくる。
今更、気が付いた。
が選んでくれる物なら何だって良い・・・。
が俺のそばで、一緒に祝ってくれるだけで嬉しいんだ。
まったく・・・俺と京楽は二人して何て馬鹿な事を考えていたんだ・・・。
「、ありがとう」
の耳元で優しくそう囁くと、浮竹はそのまま触れるだけの軽いキスをした。
「来年も一緒にお祝いしようね」
「ああ。来年も、その次も・・・ずっとな」
END
浮竹さん誕生日オメデトー!!
なんだか私まで嬉しいよ・・・・(オイ)
ってー…せっかくの浮竹さんの誕生日にこんな夢で。。。
まぁ、誕生日ってことで大目に見て下さい。
ちなみに、夢ヒロが渡した「翡翠のお守り」は
実際に私が友人に貰ったのを思い出して決めました。
だって、自分センスないから良いプレゼントって思いつかないんだもん。
このお話はまだ浮竹と夢ヒロが経験してない時期という設定です。05.12.21雄斗